Z世代の若手社員とのコミュニケーションがうまくとれない。何を話していいのかわからない。何を考えているのかよくわからない…。などと頭を悩ませている上司も多いのではないのでしょうか。
今回のブログでは「Z世代とのコミュニケーション」について、Z世代の特徴やコミュニケーションのポイントをご紹介します。
【Z世代とは?】
まず、Z世代と呼ばれる若者たちにはどのような人たちで、どんな特徴があるのでしょうか?
「Z世代」とは、1990年代中盤から2000年代までに生まれた世代。パソコンやインターネットの普及後に生まれたデジタルネイティブであり、従来型のマスメディアよりもSNSなどのソーシャルメディアを重視する傾向にあるとされている。(引用元:コトバンク)
【Z世代の特徴】
Z世代と呼ばれる若手社員とコミュニケーションをとっていくには、まず、Z世代が育った環境を理解し、その特性を活かしたコミュニケーションや育成方法を考えていく必要があります。Z世代と呼ばれる人々は、仕事においてどのような特徴があるのでしょうか?
【SNSコミュニケーション】
「デジタルネイティブ」とも呼ばれるZ世代は、幼い頃からSNSで多様な意見にふれ、自分の考えを発信することに慣れています。しかし、対面コミュニケーションや上下関係には不慣れで、電話を苦手とするため、SNSのダイレクトメッセージやチャットアプリでのやり取りを好みます。
【協調性を重んじる】
Z世代は協調性を重んじ、チームで働くことを好む傾向があります。自分がどうありたいか、という自己実現を重視し、自分と同じ価値観を持つ人たちと仕事をすることを望みます。
【タイムパフォーマンス重視】
Z世代はタイムパフォーマンス(タイパ)を重視するため、効率的にスキルを習得できる環境や、実務に直結する学びの機会に関心を示します。
【指示待ちの傾向】
Z世代は慎重で確実性を重視する姿勢が見受けられるため、指示や評価を受けてから動く傾向があります。自分から新しいことにチャレンジするというよりは、リスクのある行動に苦手意識を持つ人が多いため、明確な指示があれば真面目に取り組みます。
【Z世代とのコミュニケーションのポイント】
ここでは、Z世代の特徴を理解した上で、円滑なコミュニケーションを図るためにどのようなポイントに気を付けていけばよいのか、Z世代とより良い関係を構築していくためのヒントをご紹介します。
【ツールとコミュニケーション】
電話よりもSNSのダイレクトメッセージやチャットアプリなどによるテキストベースのやり取りを好みます。状況に応じてチャットツールやSNS、ビジュアルコンテンツなどを使い分け、短く簡潔に、わかりやすいコミュニケーションを心がけましょう。
また、返信や反応が早く、簡潔であることが重視されるため、早めの返信やポジティブなフィードバックを行うことで、モチベーションの向上にも繋がります。
【指示やフィードバック】
指示やフィードバックを行う際は、具体的でわかりやすいものにし、ポジティブな声かえを心がけしましょう。何のためにその仕事やタスクを行うのか、その背景や目的を明確に伝えることで納得感を持たせられるので、モチベーションが維持しやすくなります。
また、一方的に指示するのではなく、対等な立場として接し対話を心がけることが大切です。オープンで透明性の高い情報を開示することで、信頼関係の構築にも繋がるでしょう。
【心理的安全性】
Z世代は失敗やトラブルがあった際、過度に叱責されることを恐れる傾向があります。安心して自分の意見を自由に発言できる「心理的安全性」の高い環境作りを心がけ、失敗できる環境、相談しやすい環境作りが重要です。
新入社員に年齢の近い先輩と、仕事や仕事以外の悩みまで気軽に相談しやすい環境を作るために「ブラザー制度」や「メンター制度」を導入してみるのもよいでしょう。
【価値観とワークライフバランスの重視】
Z世代は、自分がどうありたいかという自己表現を重視するため、一人ひとりの個性や意見を尊重し、画一的な価値観を押し付けないようにすることが大切です。
また、ワークライフバランスを保つことやプライベートをきっちり分けることを重要視する傾向にあるため、時間外労働や有給休暇の取得状況などに不満がないかなど、その都度確認していくことが大切です。
【まとめ】
いかがでしたか?Z世代とのコミュニケーションは難しいと感じている人でも、Z世代の特徴をよく理解し、その特徴に合ったコミュニケーションを心がけ、考え方を理解することで、良い信頼関係を構築することができるでしょう。
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