職場でのコミュニケーションにおいて、雑談の重要性が注目されています。雑談は、風通しの良い職場環境作りや上司と部下の信頼関係を築く効果をもたらすとされています。
 
今回のブログでは「職場での雑談の重要性」について、その効果やコツをご紹介します。
 
 
 

【雑談による効果】

職場での雑談はかつて無駄話や時間の無駄とみなされ、ネガティブなイメージがありました。その雑談がコミュニケーション活性化や信頼関係を築くための鍵とされています。なぜ職場での雑談が必要なのか、その効果を具体的にみていきましょう。
 

コミュニケーションの活性化

雑談には相手の警戒心や緊張感を解く効果があります。ミーティング前に雑談を取り入れることでアイスブレイクとなり、その後の議論を円滑に進めるきっかけとなります。また、1on1ミーティングの始めに雑談を取り入れることで、部下の悩みや相談を引き出しやすくなります。
 
職場で日常的に雑談を取り入れることにより、メンバー間の距離感が徐々に縮まり、コミュニケーションが活性化します。話しやすい職場環境づくりができることで、心理的安全性が高まることも期待できるでしょう。
 
 

信頼関係の構築

日々の雑談を通じてお互いの興味や価値観などについて話すことで、上司と部下の相互理解が深まります。互いの壁がなくなることで信頼関係が構築され、より親しみやすく理解しやすい存在になります。結果として、気軽に何でも話し合え、相談しやすい関係ができるでしょう。

 
 

報告・連絡・相談の習慣化

日頃から雑談によるコミュニケーションを取り、上司と部下が話しやすい関係性ができることで、業務に関する報告・連絡・相談を行うハードルが下がりスムーズに行えるようになり、「報連相」が自然と習慣化されます。これにより、効率的に業務を進めることができるだけでなく、部下のエンゲージメントやモチベーション向上も期待できるでしょう。
 
 

【意見やアイデアが出やすくなる】

雑談によりお互いの理解が深まり、壁がなくなることで、リスクを恐れずに自分の意見やアイデアを自由に表現しやすくなります。意見交換が活発的に行なわれることで新しい視点から物事をとらえられるようになり、柔軟な発想ができるようになったり、アイデアの創出やイノベーションが生まれやすくなるでしょう。

 
 

リフレッシュ効果

気軽な雑談は仕事のストレスから解放され、心理的なリラックス効果をもたらします。疲れや集中力の低下を感じる時、休憩がてら周囲の人と雑談することでリフレッシュすることができ、気分が切り替わることでその後の仕事がスムーズに進められるようになるでしょう。
 
 

チームワークの向上

雑談によりメンバー同士が日頃から蜜にコミュニケーションを取り、互いの人間性を理解することで、チーム間での信頼関係が構築されます。これによって、チームメンバーがお互いを尊重し、協力的な関係性が生まれ、結束力が高まります。同じ目標に向かって協力しながら進めていくことで、チームワークの向上だけでなく、職場全体の生産性の向上も期待できるでしょう。

 
 
 

【リモートワーク社員との雑談】

新型コロナウイルスの影響によりリモートワークが急増し、現在もリモートワークを続けている従業員も少なくありません。リモートワークでは仕事とプライベートの切り替えが難しく、労働時間が長くなってしまったり、コミュニケーション不足により孤独を感じやすいとも言われています。そのため、リモートワーク社員に対しては特に注意が必要です。

コミュニケーション不足を解消するため、リモートワーク社員に対しては積極的に雑談を取り入れましょう。ミーティングの前後にちょっとした雑談を取り入れたり、雑談を交えながら面談を行うことでより話やすい環境をつくり、いつでも気軽に相談できる環境を整えましょう。リモートワーク中でも蜜にコミュニケーションを取ることで信頼関係が深まり、モチベーションの向上や離職防止にも繋がるでしょう。
 
 
 

【雑談のコツ】

職場で積極的に雑談を取り入れたいものの、何を話していいのかわからない、どのように進めていくのかポイントが知りたい、ということもあるかもしれません。ここでは、雑談のコツについてみていきましょう。
 

【聞き上手になる】

聞き上手になることは、雑談をしていく上で重要な要素です。単に相手の話を聞くだけでなく、相手の言葉やその裏にある感情を理解することが大切です。相手の話に真剣に耳を傾け、相手の意見や感情に共感を示し、あいづちを打ったり、質問を投げかけたりすることが重要です。また、笑顔で話を聞くことで、話しやすい雰囲気作りを心がけましょう。
 
 

カジュアルな内容から入る

雑談において相手へ質問を投げかけることは、会話を活性化し、話の内容を深めていく効果があります。「はい」や「いいえ」で終わらないオープンエンドの質問をすることで相手の意見を促し、より深い対話を引き出す効果があります。

1on1ミーティングの際、「最近見た映画は何ですか?」「週末は何をしましたか?」などカジュアルな質問を取り入れる事で話しやすい環境をつくり、その後のミーティングをスムーズへ進めていく効果が期待できます。ただし、質問をする際はプライベートな内容に踏み込みすぎないよう、注意が必要です。
 
 

非言語コミュニケーションを意識する

ジェスチャー、姿勢、目の動きなど言葉以外の非言語コミュニケーションを用いながら言葉以外の方法で意思を伝える事で、雑談の効果が高まります。例えば、相手が話している際に適切な表情で反応を見せる事で、相手に興味を持っていることや共感を示すことができます。また、適切な体の向きや開放的な姿勢により、相手に対してオープンな印象を伝え、カジュアルな雰囲気作りをすることができます。
 
 

【コミュニケーション量を増やす】

雑談によりお互いの信頼関係を深めていきたいという場合、コミュニケーションの量を重視しましょう。接触する回数が増える事で、相手に好感が持てるようになってきたり、コミュニケーションの質も向上していきます。日頃から積極的なコミュニケーションを心がけ、雑談を続けていく事で互いの理解が深まり、結果として、信頼関係の構築や心理的安全性の向上にも繋がります。
 
 
 

【まとめ】

いかがでしたか?職場での雑談はコミュニケーションの活性化や信頼関係の構築など様々な効果をもたらすことが期待できます。まずは日頃から少しずつ雑談を取り入れ、話しやすい環境づくりをしてみてはいかがでしょうか。
 
 




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