新入社員が少しずつ会社に慣れ、業務を覚え始めているこの時期、新入社員のフォローはきちんとできていますか?早期離職を防ぐためにも、早い段階から新入社員のサポートをしていくことが大切です。

仕事に慣れてきてたとはいえ、入社後間もない新入社員はまだまだ不安を抱えているもの。今回のブログでは、そんな新入社員が抱えやすい不安とその解決のヒントについてご紹介していきます。


【新入社員が抱えている不安とは?】

初めての社会人生活にも徐々に慣れ、会社や生活のリズムが出来上がりつつある新入社員ですが、まだ入社後間もないこの時期はたくさんの不安やストレスを抱えています。

では、新入社員が抱えている不安とは、どういったものがあるのでしょうか?また、その不安を払拭するために会社として取るべき対策や取り組めるものは、どのようなものがあるのでしょうか?
まずは、考えられる不安をまとめた3つをみていきましょう!

①仕事への不安

新入社員の多くは、仕事についていけるのかという不安を感じています。きちんと自分の業務をこなせるのか、必要なスキルを身に付けられるのか、といった不安を抱えています。特に仕事に関しては初めてのことの連続で、不安を覚えやすいもの。

先輩社員と比べて仕事の要領が極端に悪い、ミスばかりしてしまう…など周りに対しても負い目を感じてしまっているかもしれません。

②人間関係への不安

上司や先輩、同期と上手くやっていけるのか、どんなふうに接したらいいのかよくわからないなど、人間関係に関して不安を抱えている新入社員も多いはず。

テレワークが普及している現在は、コミュニケーションの方法が多岐に渡り、きちんとコミュニケーションが取れているのか、どのタイミングで声かけしたらいいのかわからないなどの不安を抱えやすいので、特に注意が必要です。

③職場環境や将来への不安

残業時間の多さや休日出勤、有給休暇の取得しやすさなど、会社の制度が実際はどうなのか、きちんと守られているかなどの不安も抱えています。

これからずっと長く働いていけるのか、本当にこの会社でいいのか、という将来に対する不安も感じているかもしれません。
 
 
 
 

【不安解消のヒント】

新入社員は、以上のような不安を抱えやすい傾向にあります。では実際に、上の3つのような不安を解消するためには、会社としてどのような対策を行えばよいのでしょうか?

メンター制度を取り入れる

メンター制度とは、年齢の近い先輩社員に仕事やプライベートに関する悩みを相談できる環境を作り、サポートしていく制度です。直属の上司ではなく、少し先輩の社員をメンターにするのがおすすめです。

年齢の近い先輩社員は新入社員の気持ちを理解しやすく、打ち解けやすい傾向にあるので、新入社員にとっても相談しやすい相手です。先輩から仕事に関するアドバイスを受けたり、会社や生活に関する心配事を聞いてもらうことで、新入社員の不安も徐々に解消していくでしょう。

メンター制度についての詳しい内容は、過去のブログで紹介しています。
メンター制度による新入社員のケア

定期的な話し合いの場を設ける

何かあったら相談するという環境では、新入社員が自ら声をかけるのはなかなか難しいもの。そのためも、個別でのミーティングやランチミーティングなど、週に1回もしくは、月に1回など定期的に話し合いの場を設けることが大切です。

その中で、新入社員が現在抱えている業務や人間関係に関する不安などを聞き取っていきましょう。普段は話しにくいちょっとした悩みや仕事の効率についてなど、ゆっくりと話し合いを重ねることで、抱え込んでいる悩みがたくさん出てくるかもしれません。

さらには、普段から意識的に上司や先輩社員から声かけをしたり、ちょっとした雑談を心がけることで、新入社員でも話しやすい環境をつくることができ、よりコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。

目標設定をする

企業理念や目標、ビジョンを普段から具体的に伝えることで、新入社員のするべきことや目標が明確になります。

新入社員が自分で目標設定するのは難しいため、上司と目標設定のための時間を設け、段階を踏んだ細やかな目標を設定をするように心がけましょう。そうすることで、仕事に対するモチベーションが上がり、将来に対する不安も吹き飛ぶでしょう。

職場環境を整える

職場環境に対する不安を解消するためには、上司や先輩からの声かけで残業を終わらせることを意識的に行いましょう。新入社員の場合は、先に帰宅することが言いにくかったり、帰宅のタイミングがわからなかったりする人も。

また、上司や先輩が積極的に有給休暇や育児制度を利用することで、新入社員も取得しやすい環境となり、より長く働きやすい環境だと感じるでしょう。


【まとめ】

いかがでしたか?入社後間もない新入社員が抱える不安に寄り添い、少しずつ解消していくことで、早期離職の防止にもなります。普段からこまめなコミュニケーションを心がけ、定期的な話し合いの機会を設けることで、悩みや相談を打ち解けやすく、働きやすい環境となることでしょう。

まずは、上司や先輩から意識的に声かけをし、サポートすることから取り組んでみましょう!




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