サイクリニスト・KISEKI Authentic Japanese Restaurant女将、
DressforTwo(ルワンダ) 山田美緒さん、DressforTwo(日本) 岡本望さん、
株式会社スカイスターツアーズ代表取締役社長・珍国の女王 高井英子さん、
一般社団法人街×人 渡邉輝彦さん

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大阪外国語大学アフリカ地域文化学科卒。 四年時に日本人女性初アフリカ大陸5000km単独自転車縦断し、幻冬舎『マンゴーと丸坊主』を出版。ケニア五つ星ホテル営業等を経て、一般社団法人コグウェイ設立。ユニークな活動と経歴が評価され、高知県観光特使、池田市観光大使、エリトリア共和国観光大使に任命。2016年からルワンダ在住、日本食レストラン『KISEKI Authentic Japanese Restaurant』開業。ランチビュッフェや学校給食の他、シングルマザーの雇用創出に取り組む。 『Dress for Two』アート教室など。

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Dress for Two日本側。日本・ルワンダを世界で一つのお洒落でつなぐ。1枚の布から2着のオーダードレスが生まれ、日本とルワンダで一つの布をシェア。おしゃれすることを通じて、女性ひとりひとりが自分のことを大切に扱い、自分自身の意識を変化させることから、自分自身も楽しく、男性も生きやすい社会、子どもが大人になることに憧れる社会を作っていくことに通じると考えている。

▼高井英子さんのプロフィールはこちら▼
福岡県生まれ。九産大中退後、某大手企業を経て、叔母経営の旅行会社へ就職。24歳で豪パースへワーキングホリデー体験後、元の会社に再就職以来旅行業一筋。米同時多発テロで廃業の苦難を乗り越え、2008年ある経営者から「珍国の女王」の称号を受け、珍しい国専門の添乗を重ねる。2016年㈱スカイスターツアーズを設立、西日本新聞のサイトの旅行コラムから著書「珍国の女王」出版へ。唯一無二の珍国体験ツアーの普及を目指す。

▼渡邉輝彦さんのプロフィールはこちら▼
福岡県福岡市出身。九州産業大学卒業後、一年間、太宰府中学校で非常勤講師を務め、その後、配送や営業の仕事を経て、現在の株式会社大橋西口ビルに就職。父である先代社長の急逝に伴い、代表取締役に就任。翌年、大橋並木通り商店街会長就任と同時に、駅前広場を活用したイベント企画に携わるようになる。その後10年間、南区役所や近隣自治協議会などと構成する「大橋駅周辺活性化委員会」で作業部会長として、イベントの企画運営。今年度、まちづくり社団法人「一般社団法人街×人」を設立。


インタビュアー)このコーナーでは、ゲストに毎日を活き活きとグローバルにはたらくコツを教えていただいてます。今日は代表して山田美緒さんにお話をお伺いしていきます。

まず、3つのキーワードがあります。
◆働き方(休暇の取り方) 
◆評価システム
◆コミュニケーション です。

最初に、働き方についてお伺いします。労働時間帯は何時から何時になりますか?

山田)うちは、一番早い人は6時半から、その後は7時半、8時、9時(出勤)となるんですけど、基本的にはお昼の3時までとなります。仕事が終わったら家に帰っていいよと言ってますが、だいたい終わるのは3時、長くなっても5時くらいです。うちのKISEKIにいる限り、みんなWI-FIを使えるので結構長く滞在してるんですが、弊社で雇っているのはほとんどがシングルマザーなのです。私も含めて「お母さんの仕事は家で子供と過ごすことだ」と思っています。弊社の会社のコンセプトが「地域のお母さんが笑顔で働けるように」なので、なるべく時短にしています。3時には仕事が終わって、5時までには家に帰って子供とゆっくり過ごして下さいと伝えています。

インタビュアー)ちなみに給与は、月単位での支払いですか?それとも日給ですか?

山田)日給で渡してしまうと、その日に全て使って終わってしまうのです。ですので月単位で必要最低限の給与をお支払いして、学費や足りない分は借金、前払いをします。どう考えても足りないだろうなという人には、他にお金を生み出す手段を教えてあげます。例えば、廃材を使ってロープを編んで売ることや、お金のかからないことでお金を生み出すやり方を指導して、それでお母さんが自分の生活に見合ったものを稼げるようにしています。

インタビュアー)働き方も提案して、教えているのですね。

山田)そうです、学校ですね。会社であり、皆に「お給料をもらいながら勉強できていると思いなさい」と言ってますが、彼らはそんなことは思ってないですけど(笑)

インタビュアー)続いて評価システムですが、沢山のスタッフをどういった形で評価していますか?評価によって給与が上がったりすることはあるのでしょうか?

山田)弊社は「給料は上げません」って言ってるんですね。最初の契約書に「うちは昇給はありません」とサインさせています。もし昇給してもらいたいくらいスキルが上がったのなら、違う所に行ってもらいたいからです。だからうちは学校、踏み台で、皆さんにうちでトレーニングを積んでもらって、自信がついたらどんどん他の所に卒業していってもらいたいなと思っています。

ルワンダは元々離職率がとても高くて、うちの会社も8割、9割くらいの離職率で皆が流れていったので、その流れに抗わずに、卒業したくて良い条件が見つかればどんどんステップアップしていってほしいと思います。うちは固定だから、良い条件の所ができたら喜んで推薦状を書くし「行ってください」と伝えています。

インタビュアー)ただ働き方の提案をいろいろして下さるなら、ずっとここにいたいと思われる方もいらっしゃるのではないですか?

山田)居心地はとてもいいので、皆ここにいたいと思うのですが、ただやはりどうしてもお金なので。どんなに居心地よくてもお金を優先していきます。彼らはまだ貧困なので、だいたい皆出ていきますね。

インタビュアー)3つ目のコミュニケーションです。一緒に働いているスタッフとスムーズにコミュニケーションを取るために、何か工夫していることはありますか?

山田)信頼関係が一番大事だと思っています。だいたいアフリカのマネージメントは、上の人が何か命令をして下の人に従わせる形です。それが一番簡単ですが、うちはお母さんたちが自主的に発言して主体的に動いてもらう癖を付けたいと思っています。ですので土曜日のミーティングで、私がだいたい道筋をつくっているんですが、敢えて彼らに発言してもらって、それで何か物事が変わるという成功体験を毎回してもらいます。お母さんたちが自主的に考えて動いてもらうことをコミュニケーションを取りながら行っていますね。向こうが嫌だと言えばやらないし、こちらも常に話をして聞きながらやってもらうようにしています。

インタビュアー)やってみていかがですか?

山田)皆楽しく主体的に動くようになってきましたし、私への信頼も生まれました。私も、言ったことを彼らがやってくれるので良い関係を築けていると思います。

インタビュアー)お話を伺っていると、コミュニケーションのキャッチボールがきちんとできているんだろうなと思いました。

山田)それが大事ですね。押さえつけて恐怖で彼らをおさめても、皆反発して上手くいきません。人間と人間との関係を上手くつくっていき、ビジネスをまわしていく方がやりやすい、良い方向にむかうという結論に落ち着いています。

インタビュアー)それでは最後にズバリお伺いします。山田さんが考える、毎日をいきいきとグローバルにはたらくコツを聞かせて下さい。

山田)グローバルにはたらくと、日本でやってきた価値観と全然違うことにぶつかることが沢山あります。「私はこう思うのになぜ?」とイライラしてたら本当に身体が持ちません。だからそれは全部切り替えて笑いにもっていくとか、突っ込むようにしています。私はほぼ毎日吉本新喜劇や漫才を観てるんですね。どんな難しいシチュエーションも笑いに変えられるように、楽しめるように心がけています。

インタビュアー)山田さん、有り難うございました。

▼この記事の放送映像は41分過ぎから▼

【The Global News Of The Weekend】とは…

グローバルに活躍しているゲストをお迎えして、『GLOBAL』をテーマにお送りする福岡のラジオ放送局COMI×TEN FM77.7MHzの番組「The Global News Of The Weekend」(毎週土曜日AM9:00~AM9:55)。「SMILE SCORE presents Smile Workstyle」はこの番組内のコーナーで、AM9:40頃の放送を予定しています。

【放送中の裏話】

6/30に西鉄大橋駅西口広場で開催予定だった【AFRICAN SQUARE(10/6に延期)】の関係者の皆様におこしいただきました。ルワンダでレストラン等事業経営をされている山田さん、その同級生でDress for Two日本側の岡本さん、その繋がりで珍国から世界まで幅広く精通されている高井さん、その繋がりで大橋で法人を立ち上げたばかりの渡邉さん、それぞれの繋がりや生い立ち等お伺いしました。なかなかお時間足りず大変恐縮しましたが、また改めてお話を伺えればと思っています。

インタビュアー)今回の山田さんのお話は大変貴重でした。ご出演いただき本当に有り難うございました。

Akiko Hayashida

Akiko Hayashida

SMILE SCORE INC ライター。2013年よりRadioDJとして、COMITEN FM77.7MHz 毎週火曜日〜土曜日AM8:00〜AM11:00「Comiten De Classic」「The Global News Of The Weekend」等担当。GLOBAL展開を目指す企業・人材に関心が強く、Interviewerとして取材を続けている。

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