福岡大学 留学生別科 准教授の鄭磊(テイ ライ)さん、福岡大学生 チョン・アラムさん、ファム・ゴク・トゥイさん

▼鄭磊さんのプロフィールはこちら▼
2003年4月中国から来日、言語学を専攻し、福岡大学の修士・博士課程を経て、現在福岡大学の留学生別科に勤めています。主な仕事内容は、学部や大学院への進学を希望する留学生に英語を教えています。また、仕事の一環として、留学生の募集活動や生活・進学指導などにも力を入れて、別科の留学生をサポートしています。

▼チョン・アラムさんのプロフィールはこちら▼
韓国から来た25歳、チョンアラムと申します。今、福岡大学の別科で日本語を学んでいます。私は日本のいろんな場所に行って、見て、写真を撮ることが好きです。まだまだ足りない日本語ですけど、どうぞよろしくお願いします。

▼ファム・ゴク・トゥイさんのプロフィールはこちら▼
子供の時から日本の生活を憧れて、一生懸命勉強して高校を卒業した後で日本に留学しました。ベトナムでは貿易大学やハノイ国家大学などに合格しました。現在、福岡大学留学生別科で勉強しています。福岡大学の経済学部に入って、日本で就職するという目標を目指しています。


インタビュアー)このコーナーでは、ゲストに毎日を活き活きとグローバルにはたらくコツを教えていただいてます。今日は代表して鄭さんに答えていただきます。

まず、3つのキーワードがあります。
◆働き方(休暇の取り方) 
◆評価システム
◆コミュニケーション です。

最初に、働き方についてお伺いします。今働いている福岡大学の労働時間帯は何時から何時になりますか?

鄭)福岡大学では、教員の労働時間が特に決まっていません。基本的に授業や会議などへの出席や参加できていれば問題ないと思います。ちなみに僕の場合は朝の9時から行きますが、例えば僕の授業が5限目だと終わるのが6時過ぎで、一般の会社だと残業になってしまいますね。大学の授業だと、二部の授業は夜の9時前までやっていますので、それをふまえれば残業も控えるのも意味があると思っています。

インタビュアー)言える範囲でいいのですが…お給料は年俸になるのでしょうか?

鄭)そうですね。これは福大の規定がありまして、例えば学位の有無や働いている期間の長さ等で決められたレベルがあります。それに応じての年俸になります。

そして僕が勤めている留学生別科では授業の準備ももちろんですが、留学生対応という業務もあります。例えば、説明会の通訳です。留学生が初めて日本に来て、日本語がまだ上手になっていない学生が多いので、中国語や英語での対応が必要になってきます。その時に僕が職員と一緒に対応するようになります。

インタビュアー)そうなんですね。プロフィールにもありますが、「留学生の募集活動や生活・進学指導などにも力を入れている」とあります。学生さんが沢山いらっしゃって、留学生なので1つの国の方だけではないと思うんです。アラムさんのように韓国からいらっしゃったり、トゥイさんのようにベトナムからいらっしゃったり、他にも多くの国から留学生がいらっしゃっていると思いますが、コミュニケーションを取るにあたって何か気をつけていることはありますか?

鄭)コミュニケーションを取る前に、相手の国の文化を知らなければならないと思います。今まではいなかったんですが、例えばイスラム教の方がいらっしゃったらそれに合わせて対応しなければなりません。実は福岡大学留学生別科には入っていないのですが、その寮に住んでいるアゼルバイジャンから来た留学生が1名いるんです。その方とコミュニケーションを取る時にはいろいろと気を付けるようにしています。

インタビュアー)国によって、文化や持ち合わせているものはきっとあると思います。

進学指導もやってらっしゃるとのことですが、鄭さんが関わってる学生さんは日本での就職を希望される方が多いですか?

鄭)留学生別科の学生の中では、最終的に日本で働きたいという学生がほとんどです。その前の1つのステップアップとして、まず僕らが推薦しているのは福岡大学の学部か大学院に進学することです。もちろん他の大学にも挑戦してもらうことも可能ですが、とりあえず大学に進学して、日本の正式な教育を受けてから就職をしてもらうのが僕たちの考えです。

インタビュアー)ちなみに留学生が今から大学入学する際には、どういった試験を受験するんでしょうか?

鄭)学部への進学であれば、留学試験と大学入学試験に合格できれば結構です。大学院への進学であれば逆に大学院試験しかないので、それが合格できれば大学院生になれます。

インタビュアー)今まさに、目の前に2人の学生さんいらっしゃいます。大学進学を考えている学生さん達に知っておいてほしいことやアドバイスをお願い致します。

鄭)大学院を目指している学生には「英語が必ず必要」ということを分かってほしいと思います。大学院ではどうしても「研究」ということになりますので、英語の論文を読まなければならないし、これから世界的に発信しようとした時には英語の論文が一番影響力を持つからです。

そして大学(学部)へ進学希望なら、とりあえず日本語を勉強して下さい。大学によって違いますが、例えば福岡大学だとハードルが高いので、日本語が低いと教授の話が理解できないかもしれません。学習を進めるのが困難になる恐れがあるので、日本語の勉強をしっかりして下さい。

インタビュー)それでは最後にズバリお伺いします。鄭さんが考える毎日をいきいきとグローバルに活躍するコツを聞かせて下さい。

鄭)1つは「心を開くこと」です。英語でいうと「Open your mind」ですね。まず心を開かないとグローバル化を意識することはできないと思っています。そしてもう一つは「異文化理解」です。差異を理解しなければ相手の立場になれませんので、理解はできないということになりますね。以上です。

インタビュアー)鄭さん、有り難うございました。

▼この記事の放送映像は41分過ぎから▼

【The Global News Of The Weekend】とは…

グローバルに活躍しているゲストをお迎えして、『GLOBAL』をテーマにお送りする福岡のラジオ放送局COMI×TEN FM77.7MHzの番組「The Global News Of The Weekend」(毎週土曜日AM9:00~AM9:55)。「SMILE SCORE presents Smile Workstyle」はこの番組内のコーナーで、AM9:40頃の放送を予定しています。

【放送中の裏話】

福岡大学留学生別科准教授の鄭さんが、別科生のアラムさんとトゥイさんを連れて来て下さいました。現在までの生い立ちや日本に来るきっかけ、日本の魅力等55分間たっぷりお伺いしました。鄭さんご自身が大変努力をされて今の地位にいらっしゃるだけに、留学生にとって大変励みになるお話ばかりでした。素晴らしく努力家な留学生のお話にも只々感動しておりました。ご出演いただき本当に有り難うございました。

Akiko Hayashida

Akiko Hayashida

SMILE SCORE INC ライター。2013年よりRadioDJとして、COMITEN FM77.7MHz 毎週火曜日〜土曜日AM8:00〜AM11:00「Comiten De Classic」「The Global News Of The Weekend」等担当。GLOBAL展開を目指す企業・人材に関心が強く、Interviewerとして取材を続けている。

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