株式会社丸菱営業企画部部長 本田宗太郎さん

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慶應義塾大学総合政策学部卒業後、カゴメに入社。スーパー、百貨店、ドラッグストアへの営業を経て、日清製粉でコンビニを担当。丸菱に入社してからは直営店舗での店長、営業マネージャーを経験後、営業企画部部長。


インタビュアー)このコーナーでは、今日のゲストに毎日を活き活きとグローバルにはたらくコツを教えていただいてます。

まず、3つのキーワードがあります。
◆働き方(休暇の取り方) 
◆評価システム
◆コミュニケーション です。

最初に、働き方についてお伺いします。労働時間帯は9時から18時等決まっていますか?

本田)一応8時30分~17時30分になっていますが、僕は今役員をしているので、時間は関係なく働いています。

インタビュアー)フレックスタイムやリモートワーク等、これから取り入れてみたいものはありますか?

本田)僕の中では、基本的に働くことは働く時間だけではないと考えています。僕自身がサラリーマン時代も経験しながら思ってきたことですが、働き方においての本質的な問題は「コミュニケーション不足」だと思うんです。休みたいときに休めないとか、それを阻害しているのが一番の問題です。スポーツで例えると、足が痛い時に足が痛いって言えなかったら、そのチームは良いチームではありません。そういうチームだとどこかで必ず疲弊をしていきます。何でも本音でコミュニケーション取れる組織というのが大切です。

僕自身の考えでいえば、働く時間も場所も別にどこでもいいと思っています。とは言っても、会社は僕だけのものではないので、どういった働き方がいいのかは皆さんと話しながら決めて行きたいですね。当然評価も紐づいてくることです。どこでも働いていいとなれば、評価はやっぱり成果でしていくしかないですし、その成果を出すためのプロセスをどう評価していくかっていうこともあります。

なので今現時点では、会社の働き方や評価の仕組みは旧態依然としている部分も当然ありますけど、それは変えていきたいなと思っています。

インタビュアー)評価も含めてということですね。

本田)そうですね。評価って大変難しいんです。

最近、新聞でよく「メンバーシップ型からジョブ型へ」と取り上げられていますが、メンバーシップ型は現代では難しいと思うんですね。なぜならメンバーシップ型は、今までの日本の企業内で同じような人達、体育会系なら体育会系とか、そういう人達を採用して、なんとなくの空気感を「社風」と言って一致団結して進んでいけば成果を残せていけた時代だったんです。

今は多様性やダイバーシティと言われる時代で、そのトップダウンの指示命令だとどうにもならないような世界になってきているし、それを間違えると船が沈んでしまいますので。「多様性」が大事です。

その多様化していく前のメンバーシップ型だと、先輩が部長であり、後輩が課長だだったりして同じような働き方・価値観だったりするので、例えば16時に帰る時短の女性とか、なかなか評価されないような仕組みだと思うんです。無駄な会議に出て、何も発言しなくてもそれだけで評価されることになりますよね。そういう意味でいうと、メンバーシップ型は大きく変えて、多様性のあるメンバーを入れていかないければなりません。評価もそれに紐づいてくると思います。

ある意味、そのポジションにおける会社からの期待値というのを伝えないといけないですね。そこを考えてあげなきゃいけないし、一緒に考えていくコミュニケーションを取らなきゃいけないと考えています。

インタビュアー)今から変えていくとなると楽しみですね!

では、3つ目のコミュニケーションです。一緒に働くスタッフとスムーズにコミュニケーションを取るために、何か工夫していることはありますか?

本田)コミュニケーションは全ての基本だと考えています。コミュニケーションが取れているかいないで、その家庭やチームは大きく変わりますよね。コミュニケーションが取れていない夫婦って離婚します。それと同じで、コミュニケーションが取れていないチームだと崩壊します。ではどうコミュニケーションを取るかというと、基本的に自分と他人とは違うもので、意見が違うのは当たり前だと思うんです。

違う意見をいかに共有できるか、擦り合わせしていけるか、そもそもその場に意見を出せるかということがポイントだと思います。言いづらい雰囲気とか、言えない空気とか、権力的に難しいということをいかに止めさせて、立場的に弱い人間でも自分の意見をきちんと言えるかどうか。ポジション関係なく、そういった意見がどんどん言えるチームが一番強いなと思います。リーダーやマネージャーがやらなきゃいけないのは、「場づくり」ですね。

インタビュアー)仰る通りだと思います。ちなみに、皆さんで外に出て交流されたりしますか?

本田)しますね。先日、全社員を本社に集めて「方針発表会」を行いました。うちは800人社員がいますが、業務的に来れない社員もいましたけど、500人が出席しました。方針発表会の後に懇親会もするんですが、年に1回集まる場なので、いつも大変盛り上がります。楽しかったです。

インタビュアー)年1回でも皆で集まって交流できたら士気も上がりますよね!

Roy)そうですね!うちは韓国、中国、マレーシアにも事務所があるので、そういう機会がないとなかなか会うことができないんです。空気感をともにして同じ経験をするのが大事だと思うんです。前職のカゴメの時に、営業チームのマネージャー主催の「映画会」がありました。40代や50代の方もいる中で僕は一番下でしたが、10人くらいで映画を見に行くんです。幹事は当番制で、課長や主任が幹事をすることもあるし、僕みたいなのが幹事をすることもあったんですけど、「観たい映画を観て、飲みに行く」という会です。

それがとても良かったんです。やっぱり同年代だと観たい映画もかぶりますが、全然年齢が違うと被らないんですね。目的を決めずに進めていたんですが、それが本当に面白くかった。同じものを観て、その後に飲みに行って「あれはこう!」「この監督知ってる?」とか意見を言い合うんです。「全く仕事に関係ないことの共有はすごく良いな」と思って、丸菱に入っても暫くそれをやっていたことはあります。

インタビュー)それでは最後にズバリお伺いします。本田さんが考える毎日をいきいきとグローバルに活躍するコツを聞かせて下さい。

本田)活躍はこれからだとして(笑)僕が社員にも言っていることですが、自分のために働くことには限界があります。ある意味、社会貢献を考えていかなきゃいけない時代に入ってると思うんです。社会って、自分以外の他者なんですね。自分以外の他者に対して、日々良いことをしていくということ。それが仕事に繋がったらいいなと思うんです。仕事って売り上げや利益があるものですが、お客さんが評価して下さってあるものです。なので、社会貢献として仕事をやっていくことが、とても大事じゃないかと最近思っています。毎日トラブルもありますが、それを主体的にやっていけると楽しく働けるんじゃないかなと思います。

インタビュアー)本田さん、有り難うございました。

▼この記事の放送映像は39分過ぎから▼

【The Global News Of The Weekend】とは…

グローバルに活躍しているゲストをお迎えして、『GLOBAL』をテーマにお送りする福岡のラジオ放送局COMI×TEN FM77.7MHzの番組「The Global News Of The Weekend」(毎週土曜日AM9:00~AM9:55)。「SMILE SCORE presents Smile Workstyle」はこの番組内のコーナーで、AM9:40頃の放送を予定しています。

【放送中の裏話】

株式会社丸菱営業企画部部長の本田宗太郎さんがゲストでした。大変聞き取りやすい素晴らしい美声で、生い立ちから現在に至るまで55分間たっぷりとお伺いしています。ご自身の会社員時代の経験もとても大切に動かれてらっしゃるので、一緒に働かれる方々もきっと働きやすいことと思います。役員もされていらっしゃるのでお忙しいと思いますが、これからの更なるご活躍も期待しています。

ご出演いただき本当に有り難うございました。

Akiko Hayashida

Akiko Hayashida

SMILE SCORE INC ライター。2013年よりRadioDJとして、COMITEN FM77.7MHz 毎週火曜日〜土曜日AM8:00〜AM11:00「Comiten De Classic」「The Global News Of The Weekend」等担当。GLOBAL展開を目指す企業・人材に関心が強く、Interviewerとして取材を続けている。

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