今回のゲスト:伊藤治美さん

▼伊藤治美さんのプロフィールはこちら▼
島根県出身。北九州大学卒業。ホテルでの勤務を経て、JSA認定シニアソムリエ、CPA認定チーズプロフェッショナル、公式ベネンシアドーラ、ドイツワインケナーなどの資格を持ち、現在天神南駅近くの広東料理sessionにソムリエとして勤務。海外での留学経験や資格を活かし、広い視野をもってシェリー、チーズ、ワインを組み合わせた食の楽しみを広めるために日々奮闘中です。


インタビュアー)このコーナーでは、今日のゲストに毎日を活き活きとグローバルにはたらくコツを教えていただいてます。

まず、3つのキーワードがあります。
◆働き方(休暇の取り方) 
◆評価システム
◆コミュニケーション です。

最初に、働き方についてお伺いします。労働時間帯は、ワインが出るレストランでの勤務だと遅いお時間になるんでしょうか?

伊藤)そうです。だいたい朝11時に行って、遅いときには夜11時までです。ただその半分の夕方から行く時もあれば、逆に夕方には帰宅する時もあります。わりと、自分の都合に合わせて仕事をしています。

インタビュアー)そうなんですね。ソムリエさんのお仕事は、お食事しているところにワインを持ってきて下さって紹介されるイメージなのですが、それ以外にはどんなお仕事をされているのでしょうか?

伊藤)ソムリエとしてワインの仕事だけをしているわけではありません。他のスタッフと同じように接客をして、空いてる時間でグラスを磨いたり、在庫するワインの管理をしています。インポーターさん(輸入会社)から試飲会を教えていただいて、そこへ行ってどのワインを仕入れるか決めるのも大切ですし、仕入れたワインの値付けも必要です。自分が持っている情報を皆と共有するために、おすすめコメントや値段などを書いた小さな紙を貼っておき、例えば自分が子供の関係などで早く帰る時に、マネージャーにお願いできるような工夫もしています。

インタビュアー)そうなんですね。よく考えてみると、ワイン単独ではなくてお料理に合うワインになるので、お料理のことも知っていなければいけませんね。

伊藤)そうです!ですので、裏の方で料理を試食していることもありますし、料理長に話を聞いてる時もあります。そういう意味では、一般のレストランのスタッフと同様でずっとレストランの仕事をしている一方で、現場を離れることも多いですが、ワイン関係の仕事しかしないことはないです。

インタビュアー)かしこまりました。続きましてコミュニケーションについてお伺いします。今勤められている広東料理レストランには、外国のお客様はいらっしゃいますか?

伊藤)はい。外国のお客様の中には観光客の方も沢山いらっしゃいますし、勤め先のsession(広東料理レストラン)ではワインのイベントを年に数回行っていますので、フランスやアメリカからワイナリーの方がいらっしゃって一緒にイベントを行うこともあります。通訳さんももちろん同行されています。

インタビュアー)ちなみに、外国のお客様との会話は英語ですか?

伊藤)英語とフランス語です。

インタビュアー)コミュニケーションを取る際に、何か気を付けていることはありますか?

伊藤)特にはないですね。英語もペラペラではないので、笑顔とジェスチャーでなんとかする場合もあります。怖がらずにとにかく何でも話しかけていくと、案外お互いに良いコミュニケーションが取れます。要は、語学力というよりは「伝えたいたい何かを持っている」ことが大切なんだと日々思いますね。言葉が分からなくても、どうにかして自分の気持ちや感じたことを言っていれば、向こうにはどうにか伝わります。そういうものがおもてなしかなと思っています。

インタビュアー)かしこまりました。先ほど仰っていたワインのイベントでいらっしゃる外国の方とのコミュニケーションでは、何か気を付けていることはありますか?

伊藤)向こうの方もとても忙しい日程でいらっしゃって疲れていることもありますので、なるべくリラックスしていただけるようにしています。そして、せっかく広東料理に(ワインを)使っていただいたので、他のフレンチやイタリアンではないような楽しい思い出が残るといいなと思っていて、イベントの後に「チントイウォン」という大きなお餅みたいなものを料理長に揚げていただきます。手のひらサイズのお餅を中華鍋でぐるぐる回しながら揚げていると、ドラゴンボールような大きな玉になるんです。それをイベントの後で皆で分けて食べます。

これは、中国のお正月に「幸せを皆で分け合おうね」という意味で、大変おめでたいことなんだそうです。なのでsessionでは必ず作っています。料理長が、フランス等からいらっしゃったワイナリーの方と一緒にケーキ入刀みたいな形で取り分けるのは、今までうちに来られた皆さんは非常に喜んで「楽しかった!」と言って下さいます。写真撮影もしっかりされて帰られるので、お互いに楽しんでいますね。

インタビュアー)では最後にズバリお伺いします。伊藤さんが考える毎日を生き生きとグローバルにはたらくコツを聞かせて下さい。

伊藤)私はいつも自分から何かを考えて挑戦するものを見つけて、ちいさなことでもいいので一つ一つチャレンジしています。「会ったことのないお客様に新しい提案をしていこう」「ちょっと今までにない良いワインを入れて、これをどうプレゼンしていこうかな」と日々何か壁を越えていくようなチャレンジを課して、毎日仕事をしています。

インタビュアー)伊藤さん、有り難うございました。

▼この記事の放送映像は44分過ぎから▼

【The Global News Of The Weekend】とは…

グローバルに活躍しているゲストをお迎えして、『GLOBAL』をテーマにお送りする福岡のラジオ放送局COMI×TEN FM77.7MHzの番組「The Global News Of The Weekend」(毎週土曜日AM9:00~AM9:55)。「SMILE SCORE presents Smile Workstyle」はこの番組内のコーナーで、AM9:40頃の放送を予定しています。

【放送中の裏話】

最初にお見かけした際のベネンシアドーラとしてのパフォーマンスが忘れられず、お声掛けさせていただいた伊藤さん。生い立ちやワインのお話、ソムリエやチーズプロフェッショナル、ワインケナー等資格について55分間たっぷりお伺いしました。大変万能で、全てにおいて配慮できる方で見習いたいなと感じています。

ご出演いただき本当に有り難うございました

Akiko Hayashida

Akiko Hayashida

SMILE SCORE INC ライター。2013年よりRadioDJとして、COMITEN FM77.7MHz 毎週火曜日〜土曜日AM8:00〜AM11:00「Comiten De Classic」「The Global News Of The Weekend」等担当。GLOBAL展開を目指す企業・人材に関心が強く、Interviewerとして取材を続けている。

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