暑さの厳しい日が続いていますが、熱中症は日差しの強い屋外で起こるものだと思っていませんか?熱中症は屋内でも起こります。特に、日常的にマスクを着用している場合は注意が必要です。

今回のブログでは、オフィスでの熱中症対策について、オフィス環境や室内での熱中症対策についてご紹介していきます。



【熱中症とは?】

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、身体適応の障害によって起こるさまざまな症状の総称のことをいいます。熱中症の具体的な症状としては、

  1. めまいやほてり
  2. 筋肉のけいれん
  3. 体がだるい・吐き気
  4. 汗のかきかたがおかしい
  5. 体温が高い
  6. 呼びかけに反応しない
  7. 水分補給ができない


などがあります。オフィス内であっても室内が30度、湿度が60%を超えると熱中症の危険性が高くなります。また、

・温度・湿度が急に上がった日
・涼しい室内から、急に暑い屋外へ出た時
・睡眠不足や運動不足などで体力が低下している時


などは熱中症になりやすいので、特に気をつけましょう。


【オフィス内の環境を考える】

エアコンが効いた室内であっても、場所によっては暑さが異なる場合があります。

・直射日光が当たる窓際
・パソコンやプリンターなど熱を発する機器が密集している場所
・人の密度が高いところ


上記のような場所は、エアコンの設定温度が同じであっても暑さが異なる可能性があります。オフィス内の様々な場所を確認し、暑すぎないかなど環境を整えていくことが大切です。

会社には、社員を健康で安全に働かせる環境を作る安全配慮義務、職場環境配慮義務があり、労働環境を快適に整えておく義務があります。



【オフィス内での熱中症対策】

では実際に、オフィスでの熱中症を防ぐためにはどのようなことに気をつけていったらよいのでしょうか?

こまめな水分補給

室内では水分補給を忘れがちですが、喉が乾いてからでなく、こまめな水分補給を心がけましょう。特にマスク着用時は喉の渇きを感じにくいため、意識的に水分摂取を心がけましょう。

また、カフェインには利尿作用があるため、水や麦茶、ルイボスティーなどノンカフェインのものを摂取しましょう。

暑さ指数を参考にする

熱中症の危険度を判断する指標「暑さ指数(WBGT:球黒球温度))」を参考にしましょう。暑さ指数が33以上になると予想される日は熱中症アラートが発令されます。暑さ指数は、環境省のホームページにある「熱中症情報予防サイト」で確認できます。

https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php (環境省:熱中症情報予防サイト)

指数が高い日は、オフィス内であっても特に注意を払う必要があります。また、WBGT測定器でオフィス内の異なる場所を実測し、熱中症予防に役立てましょう。


遮熱シートを貼る

窓からの熱気を避けるために、遮熱シートを使用するのがおすすめです。また、日差しが強い時はブラインドを閉めることで、窓際の暑さを軽減できるでしょう。

扇風機・サーキュレーターを利用する

エアコンのみの使用では室内の暑さにムラができるため、扇風機やサーキュレーターを併用することで室内の空気を循環させましょう。

涼しい休憩所を設ける

炎天下での作業や、外出帰りの社員がクールダウンできる休憩所を確保しましょう。体の温度を下げることで、熱中症のリスクも軽減できるでしょう。

冷却剤を使用する

エアコンの効いた室内でも場所によって暑いと感じる場合は、冷却剤を使用しましょう。最近では常温で凍るタイプの冷却剤もあるため、首回りや脇の下などを冷やして、熱中症に気をつけましょう。


【まとめ】

いかがでしたか?室内にいても熱中症にかかるということを意識し、特に暑い日はこまめな水分補給を心がけ、熱中症対策をしましょう。また、会社側は定期的に社内の温度を測定するなど、オフィス環境を整えるよう心がけましょう。




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